田舎で味わう五感
都会から田舎に引っ越して1週間が経ちますが、
よく「五感を使っているなあ」と感じています。
視覚、味覚、聴覚、嗅覚、触覚。
・視覚
はるか遠くの景色が見えるし、自然の織りなす色とりどりの風景を楽しんでいます。
都会の空にはない満天の星空にも感動しています。
・味覚
その土地で取れたものを味わう。田舎に唯一あるご飯屋さんを味わう。口にするものが何で作られているのか、誰が作っているのかを考えるだけで味わいが変わります。これは味覚を味わうとはちょっと違う方向性かもしれないな。文章を書きながら気が付いたので、時間があればじっくり考えていきたいテーマです。
・聴覚
都会はうるさかったなと気付かされたくらい、田舎は静かです。耳を澄ますと、鳥の鳴き声が聞こえたり、川の流れる音が聞こえたり、風が森を通る音などが聞こえてきます。また方言が聞こえてくるのも面白いです。
・嗅覚
五感の中であまり意識してこなかった嗅覚ですが、数年のマスク生活の影響で、いざ外してみるとほのかに春の匂いを感じました。たぶんあれは野バラの甘い匂い。味覚と繋がるかもしれませんが、食べ物の匂いで四季を感じることもありますよね。秋の焼き芋の匂いとか。自然の中でたくさんの匂いを見つけていこうと思います。
・触覚
都会で平地しか歩いていなかったなあと感じるほど、自然の生み出した凸凹道を歩いていて、触覚を使っているという感覚があります。足がその地面に触れることで普段意識していない感覚を使っているかのような楽しさがあります。あと昨日、山の中にあるとある名所を訪ねたときに、風がとても爽やかで心地よかった。これも触感。
ザッと羅列してしまいましたが、田舎の良さは都会では味わえない五感があるということ。人間が持つ五感を味わい、楽しむということ。「ヒト」として感覚を研ぎ澄まして、「人」らしく支え合って生きるというのも、この田舎で学んでいこうと思います。